時短トレーニング

【アスリート必見!】最新科学でパフォーマンスUP!時間効率を最大化する筋トレ戦略

「もっと記録を伸ばしたい!ライバルに勝ちたい!」

「でも、練習時間には限りがある…」

日々トレーニングに励むアスリートにとって、時間は最大の課題。

限られた時間の中で、いかに効率的に筋力筋肥大を向上させるかが、パフォーマンスアップの鍵となります。

今回は、最新のスポーツ医学研究に基づいた、時間効率を最大化する筋トレ戦略をご紹介いたします。

科学的根拠に基づいた確かな情報と、実践的なトレーニングメニュー例で、あなたの潜在能力を引き出し、目標達成をサポートします。

週1回でも効果あり?!アスリートのための時短筋トレ

「毎日ハードな練習をしているのに、さらに筋トレの時間なんて取れない…」

そんな悩みを抱えるアスリートも多いでしょう。

しかし、最新の研究では、週1回の筋トレでも、週全体のトレーニング量を確保すれば、週2~3回に分けてトレーニングする場合と変わらない効果が期待できるとされています[1]。

これは、時間的制約の多いアスリートにとって、朗報と言えるのではないでしょうか?

重要なのは、回数ではなく、質と量なのです。

多関節運動で効率的に全身を強化!

限られた時間の中で効率的に筋トレをするためには、複数の筋肉を同時に鍛えられる種目を選ぶことが重要です。

論文[1] でも推奨されている多関節運動は、アスリートにとって必須のトレーニングと言えるでしょう。

アスリートにおすすめの多関節運動

  • スクワット: あらゆるスポーツに必要な下半身の筋力を強化。
    • バリエーション: フロントスクワット、バックスクワット、ブルガリアンスクワットなど
  • ベンチプレス上半身の押し出す力を強化。
    • バリエーション: インクラインベンチプレス、デクラインベンチプレス、ダンベルベンチプレスなど
  • デッドリフト全身の筋力を強化し、瞬発力持久力向上にも効果的。
    • バリエーション: コンベンショナルデッドリフト、 sumoデッドリフト、ルーマニアンデッドリフトなど
  • プルアップ (懸垂)背中の筋力を強化。
    • バリエーション: ナローグリップ、ワイドグリップ、チンニングなど
  • クリーン全身の爆発的なパワーを養う。
    • バリエーション: パワークリーン、ハングクリーンなど
  • スナッチ全身の協調性パワーを強化。
    • バリエーション: パワークリーン、ハングクリーンなど

これらの種目を中心にトレーニングプログラムを組むことで、短時間全身効率的に鍛え上げることができます。

スーパーセット、ドロップセット…時短テクニックをマスターしよう

さらにトレーニング時間を短縮したいアスリートには、時短テクニックの活用がおすすめです。

  • スーパーセット: 異なる筋肉群を鍛える2つの種目を、休息なしで連続して行う方法。
  • ドロップセット: 1セット目を限界まで行い、その後すぐに重量を落として2セット目を行う。これを数回繰り返す方法。
  • レストポーズ法: 1セット目である程度の回数を行い、短い休憩 (20秒程度) を挟んで再び限界まで行う。これを数回繰り返す方法。

これらのテクニックは、高強度なトレーニングとなるため、ある程度の筋トレ経験が必要です。

注意点

  • フォームを崩さない: 高強度なトレーニングでは、フォームが崩れやすく、怪我のリスクが高まります。正しいフォームを維持することを意識しましょう。
  • 適切な負荷設定: 無理な負荷をかけると、怪我に繋がる可能性があります。自分の体力レベルに合わせた負荷設定を行いましょう。
  • 十分な休息: 筋肉の回復には、十分な休息が必要です。トレーニング後は、しっかりと休息を取りましょう。

論文で明らかになった、効果的な休息時間

論文[1] では、休息時間も重要な要素として挙げられています。

  • 筋力アップ: 2~5分の休息
  • 筋肥大: 1~2分の休息

休息時間が短すぎると、筋肉が十分に回復せずパフォーマンス低下に繋がります。

逆に、長すぎると、トレーニング効果が減少する可能性も。

目的に合わせた適切な休息時間を設定しましょう。

パフォーマンス向上に繋がる食事とリカバリー

筋トレの効果を最大限に引き出すためには、食事リカバリーも重要です。

食事

  • タンパク質: 筋肉の修復と成長に必要不可欠。肉、魚、卵、大豆製品などを積極的に摂取しましょう。
  • 炭水化物: エネルギー源となる炭水化物も重要。ご飯、パン、麺類などをバランスよく摂取しましょう。
  • ビタミン・ミネラル: 体の機能を調整し、疲労回復を助ける。野菜、果物などを積極的に摂取しましょう。

リカバリー

  • 十分な睡眠: 筋肉の修復と成長には、十分な睡眠が不可欠。毎日7〜8時間の睡眠を心がけましょう。
  • ストレッチ: トレーニング後のストレッチは、筋肉の疲労回復を促し、柔軟性を高める効果があります。
  • マッサージ: 筋肉の緊張を解きほぐし、血行を促進することで、疲労回復を早めます。
  • 栄養補給: トレーニング直後のプロテイン摂取は、筋肉の修復と成長を促進します。

まとめ: 最新科学を味方につけて、更なる高みを目指せ!

限られた時間の中で最大限パフォーマンスを向上させるためには、科学的根拠に基づいたトレーニングが重要です。

効率的な筋トレ方法を理解し、実践することで、目標達成に大きく近づくことができます。

最新科学味方につけて、更なる高みを目指しましょう!

引用元:

*1: Iversen VM, Norum M, Schoenfeld BJ, Fimland MS. No Time to Lift? Designing Time‑Efficient Training Programs for Strength and Hypertrophy: A Narrative Review. Sports Med. 2021 Jul;51(7):2079-95. doi: 10.1007/s40279-021-01490-1. Epub 2021 Jun 14. PMID: 34125405.